前回の記事では、誠実に担保権が行使される「担保」があるのかという問題提起をしました。

その後も、いろいろと考察してみたのですが、田中一族の現在の利害関係だけを考えると、どう考えても誠実に担保権を行使する動機に乏しいと思います。

投資家利益の最大化と田中一族の利益最大化(=マネーロンダリング等で一族の資産を残す)が相反するんですよね。

同族経営だけに外部の監視がないという利点と、営業再開しない以上「誠実さ」や「信用」など、彼らにはもはや価値のないといったことを天秤にかけると、どうもSL投資家には分が悪そうな展開が予想されますね。

SL投資家が経営に口出す権利がないことをわかっている以上、明日ラッキーバンクに突撃しようが、電話をかけまくろうが、適当にあしらわれるだけではないですかねえ。

明日は彼らも危険な動きを察知して、弁護士等も同席しているかもしれないので、法に触れるようなことをすれば、返り値を浴びることになるかもしれません。

悲しいことに、SL投資家VSSL事業者では、SL投資家に圧倒的に分が悪いことは、みんなのクレジットで証明済ですね。

では、SL事業者にとって怖いものは何もないのか、また彼らのやりたい放題なのかといえば、そうではなく、監督官庁である金融庁の存在があります。

幸いなことに、現在金融庁の監視下に置かれているようなので、「勉強代」で割り切れない投資残高がある人は、下記のブログのように金融庁に担保権の実行について監督・指導してもらうよう要望を出してみたらどうでしょうか?

・関東財務局さん助けて!


今さら最終学歴も不明な若社長に突撃しても、せいぜい「ママに聞かないとわからない」ぐらいの回答しか引き出せないのではないでしょうか。

もちろん、金融庁がどれだけ動いてくれるか定かではありませんが、金融庁公認の登録業者であり、業務改善命令を出している以上、それなりに責任感を感じているのではないでしょうか。

コインチェックのときも、問題が起きた直後、金融庁職員がしばらく10人程度常駐していましたよね。

金融庁は、問題のある事業者を行政処分により淘汰して終わりにするだけではなく、投資家保護の観点に立った畳み方まで責任を持って監視してほしいと思います。

それぐらい警戒しないと田中一族に資産を隠したまま逃げ切られる恐れがあると思います。(残念ながら、既にマネーロンダリングしているかもしれません)

当事者でない私が言うのも僭越なのかもしれませんが、みんクレのときと同様に、行政処分勧告以降ラッキーバンクについて根拠のない希望的観測に基づき楽観視することで、うまいこと時間稼ぎをされ逃げ切りモードに入られているようにも感じるので、当事者の方は、性悪説にたってしっかりと監視した方がいいと思います。

誠実に担保権を行使されるかどうかで、元本毀損率は大きく変動します。

また、担保が無意味ということになれば、SLのビジネスモデルの崩壊にさえつながる可能性もあります。

SL業界の将来がどうなるかを占う上で、重要な局面を向かえていると思います。

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