前回の記事では、TATERUの優待サービスについての記事を書きましたが、その後優待サービスの事業者側の狙いとかいろいろ考えてみました。

例えば、1万円投資している投資家と100万円投資している投資家では、事業者から見れば管理コストは同じですが、収益は100倍違います。

また、事業者は資金の借り手と貸し手の金額を一致させるのに常に気を配らせなければなりませんが、安定的な資金調達を確実に達成するには、常に一定数のロイヤルティーの高い大口投資家(俗に言う太い客)をキープ(囲い込み)するのが効果的です。


そう考えると、SLにおいても、投資額や属性に応じて一定の選別を行い、それに応じた優待サービスを導入するのは合理的であり、既にmaneoにおいても会員ステータス制度が導入されています。(ただ有効に機能しているかは微妙ですが・・・)

さらに、TATERUの場合は、案件の出口は個人投資家への売却のようなので、その見込みとなりそうな潜在顧客をまずはTATERUへの投資に誘い込み、そこからステップアップして現物不動産への投資に導きたいという狙いもあるのではと勝手に憶測しました。

現別不動産への投資となると高属性(年収・勤務先・金融資産等)が求められるので、会員情報から該当者をピックアップしてきたのではと。

ちなみに、私の属性は、現在セミリタイアを検討する会社員ではありますが、年収:1000万円超過、勤務先:大手一部上場企業、金融資産:8,500万円なので、不動産業者からみると、高属性と判断したのではと推測します。

事業者から見れば、望ましい属性を持った投資家が厳しいクリック合戦のために、弾かれるのを苦慮して、「優待サービス」を始めたのではないですかね。

となると、同様に厳しいクリック合戦で有名なSBI SLやOwnersbookは今後どういう手を打ってくるのでしょうか?

事業者の立場から見れば、高属性の顧客がクリック合戦に敗れて他社に流れていくのを黙って指を咥えて眺めているのも歯がゆいことでしょう。

公正性の点で、疑問を持つ方もいらっしゃるかも知れませんが、投資額や属性に応じて得られるサービスを差別化していくのは、中長期的な収支の安定化という観点からは合理的であると思います。

今後SL事業者が何らか仕掛けてくる可能性は十分あると思うし、我々投資家も事業者から見て高属性の優良顧客に該当するかどうかという観点でも考えてみることが必要だと思います

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