先日、sanpuu様から以下のコメントをいただきました。

引用

いつも為になる記事ありがたく拝読させていただいております。
質問させて頂きたいのですが、SBISLの不動産担保ローンですが、
同じ事業者への融資だと思いますが、LTV70%以下での融資だそうですが案件の安全度はいかほどにお考えになりますでしょうか。
私はメガソーラーとかよく分からないので不動産担保がある案件に出資しています。


LCレンディングはどのサイトでもお薦め事業者として上がっておりますが、グループでの財務状況は掲載(上場企業なので調べればすぐに分かりますが)されておりますが、LCレンディング単体での財務・収益状況は掲載されていないようです。
やはりグループ全体としての安心度ということなのでしょうか?
LCH保証付きはともかく、他の案件は無担保、無保証なので
若干ですが心配です。

slinvestor様のお考えをお聞かせいただければ多いに参考になると
思いますので宜しくお願い致します。

LCレンディングについては、別の機会に記事にすることにして、SBI SL の事業者リスクと案件リスクについて、いろいろと思うところがあるので、今回記事にしてみました。

まず、この算定式を確認してください。

SL実質利回り=①SL表面利回りー②案件(貸倒れ・延滞)リスクー③事業者リスク

案件(貸倒れ・延滞)リスク

・貸付先が匿名化されているので、詳細分析できない。
 ただし、SALLOW氏のブログによると、SBIエステートファイアンスが貸付先の一つに該当するかもという見立てです。私も同感です。

・概ね利回りに比例してリスクが高まると推測するしかない。

・信頼できる事業者だから貸倒れ・延滞が少ないとは限らない。
 現にmaneo・SBI SL でも高利回りファンドで延滞が発生している

■事業者リスク

事業者リスクに係る私の独断と偏見による勝手格付け
格付け事業者(投資額:万円)
AAASBI SL(473)
AAmaneo(421) LCレンディング(296) Ownersbook(60)
Aクラウドバンク(290)
BBB
BBGIL(151)
・SBIグループという巨大な後ろ盾がついており、SBIグループの信用を失墜するような事態は想定しずらい。
 万一のことがあっても救済し、SL投資家に迷惑をかけないよう対応できるだけの資本力(連結純資産(=自己資本)4,018億円[2017.9末])がある。

・SLの場合、案件リスクより事業者リスクの方がはるかに高いと想定されるので、事業者選びをより重視
(例:みんクレ元本毀損率97%)

・匿名組合契約上、匿名組合員であるSL投資家の立場は極めて弱いので、万一の場合、打てる手がない。
(みんクレで実証済)

■まとめ

・SBI SLの案件リスクは他事業者と特段違うとは思わないが、事業者リスクは他事業者より低い。

例えば、今問題になっているラッキーバンク(私が勝手格付けすれば、Bくらいか)と比べれば、事業者に係るリスクプレミアム(スプレッド)は3%以上あるように感じます。

つまり、SBI SLの随時募集の6.5%の不動産ファンドの方が、ラッキーバンクの7%~10%のファンドよりSL実質利回りである最終的なリターンは高くなる可能性が高いと判断してきた結果、現在の私の投資額は、SBI SL473万円、ラッキーバンク0円ということになっています。

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