記事下の関連記事を読んでいただければわかるように、当初から「無い袖は振れない」という結果および債権譲渡による決着を私は予想していましたが、案の定回収率約3%という悲惨な結果になりました。
平成29年3月の行政処分勧告で、BWJの担保が不十分、債務超過状態と指摘されていた時点で勝負あったと思います。
ただ、当事者であるが故の希望的観測を持ちたいという気持ちがあったのでしょうが、みんなのクレジットの「大丈夫」という言い分を数ヶ月間多くの方が信じていたのが私としては未だに不思議に思っています。
結果としては、まんまと時間稼ぎに成功し、今日に至ったという感じです。
残念ながら、相手が数段上だということでしょう。
投資の世界では、「魑魅魍魎が跋扈する」「信じるものは「足を」救われる」ぐらいの認識でいかないとSLに限らずなかなか勝てないと思います。
今後このようなことが起こらないかといえば、そうとも限らないでしょう。
平成30年1月1日から業界で自主規制ルールが施行されましたが、これすら現時点で守っていない事業者がいくつかあるくらいですから。
例えば、今話題のラッキーバンクは、運営者に該当するX社の財務情報を開示していませんし、株主も非公開です。
まさに、「ブラックボックス状態」です。この状態で62億円資金残高があるんですから。これで、事業者の言い分を信じろといっても無理があると思います。みんクレで散々騙されてきた直後だし。
自主規制ルール(案)が「策定」されたのは、平成29年6月で、約6ヶ月の準備期間を持って、平成30年1月1日に「施行」されたのですから、本来は、平成30年1月1日から各事業者は、運営者を含めて財務情報を一斉開示すべきです。
開示しないということは、何かやましいことがあるのではと疑われても仕方がないでしょう。
こんな状態では、いくらSLは事業者選びが重要だとわかっていても、どうやって事業者リスクを判断すればいいんでしょうかね?
十分な情報を与えられた上での、「投資は自己責任」にしてほしいですね。
勘違いしてはいけないのは、「案件」情報については、金融庁から匿名化の指導がありますが、「事業者」情報については、当然のことながら、開示について何の制約もありません。
私たち投資家も、各事業者に対してもう少し厳しい視線を持たないと、また悲劇が繰り返されるのではないでしょうか?
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