新年にあたって、ソーシャルレンディング投資方針についていろいろと考えてみました。

現在ソーシャルレンディング投資家でトータルで負けているのは、みんクレ(+カメルーン案件)に大金を投資していた人たちだけだと思います。

全体から見れば、数%程度でしょうか?

裏を返せば、残り90数%の投資家は、適当に投資案件や事業者を選んでも勝っているということです。

こういったことから、SLは、放ったからしでもいい楽な投資だとおっしゃる人もいますが、本当にそうなんでしょうか?

現在のような好景気が続けば、確かに今のようなほぼ無風状態が続くかもしれません。

しかし、再びリーマンショックのような経済恐慌が訪れたら、どれだけの事業者がもちこたえられるのでしょうか?

もちろん、経済恐慌がいつ訪れるかを正確に予測できる人はこの世に誰もいません。

ただ、私は「備えあれば憂いなし」という言葉が好きなので、最悪のシナリオを想定したSL投資のポートフォリオを組もうと思っています。

最悪を想定して、それが訪れなければ、それはそれで幸運だったと思えばいいだけだからです。

現在のような無風状態が当然だと思い込んで、投資を続けると、想定外の有事が発生したときに、ダメージが大きいと思います。

特に、私は、セミリタイアを視野に入れて中長期的にお付き合いのできる事業者を望んでいるので、利回りに拘らず、財政的に安定している上で、素性の知れた事業者を中心に投資していこうと思います。

Slow and steady wins the race.

ゆっくり着実にやれば、必ず競走に勝つ
日本でいえば、ウサギよりカメでいくということです。
ただ、残念ながら、私の目から見た良質な事業者というのが、今のところそれほどないんですよね。

SL事業者の場合は、みんクレのように、公になったときには、既に手遅れというまるで進行ガンの告知を受けるようなケースがこれからも出てくる気がするので、慎重にならざるをえないです。

今後は事業者間の資金の囲い込みが厳しくなり、「勝ち組」「負け組」がより鮮明になると想定されるので、投資家もどちらの事業者を選ぶかで、自ずと「勝ち組」と「負け組」に区分されることになっていくのではないでしょうか。

SL事業者の場合、特に「負け組」になったときに、必ずしもセーフティネットが用意されているわけではないので、事が起これば、またしても立場の弱い匿名組合員である投資家が、みんクレの時のように泣かされる懸念があると危惧しています。

ということで、一にも二に良質な事業者を見抜くだけの選球眼を身につけることで、「負け組」投資家に転落しないことを今年の目標にしたいと思います。

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