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5/8付けのクラウドバンクによる連帯保証人の「無効」主張にも驚いたけど、5/9付けの「連帯保証人」扱いにされた最大手商社のグループ会社による「連帯保証契約の事実は一切ありません」宣言にもびっくりした。無効ではなく、そもそも存在しないとは、いったいクラウドバンクが持っている連帯保証契約とやらは誰がどういう理由で作成したのかな?この界隈というのは本当に摩訶不思議な世界なこと。
クラウドバンク社から同社のファンド出資者宛の通知に、当社が連帯保証人である旨の記載があり ましたが、当社が連帯保証契約に関わる決定をした事実又は連帯保証契約を締結した事実は一 切ありません。 なお、その他事実関係につきましては、現在確認中です。
さて、どちらの主張が正しいのかだが、日頃からお世話になっているアフィブロガーかクラウドバンクに多額の投資残高がある人でなければ、クラウドバンクの主張だけを一方的に信じることは困難でしょう。
当然ながら最大手商社のグループ会社側は、親会社のリーガル部門や弁護士のチェックに基づいてのプレス発表なので、これが覆ることはないでしょう。連帯保証人は純資産が300億円程度ある会社なので、嘘をついてまでして、バックレるような金額じゃないし。文面からは寝耳に水のような印象を受けますね。
では、クラウドバンクが嘘を言っていたのか?そうだとしたら、即刻行政処分を受け、損失補填しなきゃいけないレベルになるが、さすがにそこまで悪質ではないと信じたいところ。
では、何が真実だと言えば、確認が不十分だったために、クラウドバンクが貸付先に騙された可能性もあるのではないかと個人的には思います。クラウドバンクは、取締役会決議の有無等連帯保証人に対してどのように確認したのか明らかにしてほしい。まさか貸付先から偽物の取締役会議事録を掴んでないよね。
ただ、そうだとすると、失ったお金は、投資家の自己責任かSBIの時のように取締役の善管注意義務違反により事業者が損失補填するのかという議論が再燃するかもしれない。
もっともバックがいないクラウドバンクに損失補填する資金があるかどうかも問題になってくる。
最大手商社のグループ会社側が一歩も引く気はないので、短期決着の線はなくなりましたね。
果たして、この不安定な状況化が長引けばクラウドバンクは今後も資金調達できるのか?
資金調達できなければ、SL専業のクラウドバンクはどうなるのか?
まったくカオスな状況ですが、肌感覚的にはいい解決方法は見えてきません。
おそらく、最大手商社のグループ会社が、「なお、その他事実関係につきましては、現在確認中です。」と発表しているので、濡れ衣を晴らすためにも、こちら側からの説明が早いのではと思います。
皮肉なことに否が応でも「待つだけ、資産運用」を実践せざるをえない展開になりそうですね。

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