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クラウドファンディング事業者は今や100社を超えているようです。
選択肢が増えるのはけっこうですが、この界隈では相変わらず玉石混交というか有象無象の事業者が紛れ込んでいるので、事業者のリスクはビンキリです。
その中からリスクのある事業者を事前に予測してコツコツドカンを避けるのが、この界隈の投資の醍醐味ということになりますかね。
4,5年前まではこの界隈というのは、マネオファミリーの寡占状態だったので、マネオファミリーを外してのポートフォリオは非現実的だったため、5年以上前からこの界隈にいた人は、ドカンとまではいかなくてもコツンぐらいはやられてもやむを得ないでしょう。
でも、現在のように100社を超える事業者がいる中で、なおババを引いてしまう人は、よく投資方針を見直した方がいいと思います。
例えば、アフィブロガーのように、アフィをやっている事業者間でのみ分散投資するのは、アフィブロガーにとっては合理的ですが、それ以外の人にはナンセンスな投資方法です。
では、上場系だけで分散投資すればいいのかといえば、安全性は一定程度担保されると思いますが、利回りの低下は避けられないでしょう。
事業者選びの基準は人それぞれですが、私が一番重視しているのは、事故が生じたときに対応できる資金力があるかどうかです。
上場系であろうが、SBISLを見ればわかるように、事故が発生するときは発生します。でも対応できる資金力があるかどうかで回収状況は大きく変わってきます。
例えば、あなたが人にお金を貸すとき、その人のみならず親族の資金力や信用力を気にかけるでしょう。
この界隈でもそう差はありません。ちなみに担保や連帯保証人は匿名組合出資の場合、営業者の判断によるのであまり当てになりません。だから案件分析というのはあまり意味ないんですよ。
事故が生じたときの対応をイメージしながら、事業者を選ぶのが私の基本的な投資スタイルです。
上場系ありきで事業者を選んでいるわけではありませんが、資金力・信用力を重視すれば必然的に上場系がメインになってきます。非上場系でも、地盤や本業がしっかりしているところはサブで投資しています。
一番怖いのは、非上場系のSL専業事業者ですね。過去事例を見ても、事故が生じた時の対応が、何でもかんでも「投資は自己責任」とぶん逃げて投資家の資金を道ずれにするしかイメージできませんので。取締役に善管注意義務違反があれば、投資家の自己責任を問えないでしょう。SBIグループは、明確な善管注意義務違反があったから、投資家保護のために即座に損失補填したわけですよ。事業者にしろアフィブロガーにしろ逃げ口上でやたらと自己責任論を振りかざす輩は要注意です。
ですから、かなり前から私の事業者格付けや事業者別投資残高に非上場系のSL専業事業者は登場してきません。
新規事業者が増えれば、それに応じて旧態依然としたオールドタイプの事業者が淘汰されていくのは市場原理というものです。
後は、投資家目線としては、そこに巻き込まれず淘汰されそうな事業者を回避して分散投資することです。
これだけ選択肢がある中、少数のババを引いてしまうのはショックが大きくないですか?
心当たりのある人は、デポジットがあるからと言って惰性で投資していないか、アフィブロガーに煽られていないか、ポイ活やキャンペーンに釣られていないか自問自答した方がいいと思います。

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