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この界隈の歴史を紐解くと、問題を起こしているのはほとんど非上場系SL専業事業者ばかりですよね。

これは別に偶然ではないですよ。

SL専業事業者は、優良案件があろうがなかろうが、常に一定の案件を募集しなければ他に収益源がないため、無理を承知でも案件を組成し続けなければならない。
優良案件というものは銀行などがすぐ手を付けるため、そのあたりにゴロゴロ転がっているわけではなく、実際のところ、SL事業者に回ってくるのは難がある件が多いのだが、それも承知で突っ張るしか生きる道がない。

外部環境が悪いからと言って少し様子見をしようとするものなら、投資家の資金はすぐに逃げちゃうので、即座に経営者も従業員がおまんまの食い上げになっちゃう。
クラウドバンクもクラウドクレジットも、海外案件や再エネ案件がリスクが高いのはガイアやグリフラを見れば百も承知だが、事業構造を急激に変えられるわけではないので、主力な収益源としてやめられないんだよね。

本来は、コロナやウクライナの問題が出れば、投資家保護の観点からはリスクのある海外案件は一時的にストップするのが筋だし、再エネ案件があちこちで社会問題化している中、SLで資金調達する貸付先のレベルを考えれば再エネ案件はフェイドアウトするのが常識的だと思いますが。

要は、ブレーキをかける仕組みがないんですよ。

上場系子会社が運営していれば、こういう危ないのは本業のレピュテーションリスクに影響を与えては困るからとすぐに店仕舞いの方向に親会社の経営陣が判断するのだが、非上場系SL専業者は誰も止める人はいないので、暴走して行き着くところまで行くしか道がないのかな。

経営陣も従業員も一日でも事業が継続すればその分お金が入ってくるので、自主廃業的な選択肢は難しいわな。

非上場系SL専業者に誠実さがないとか熱量が足らない(笑)とかそんな風には思わいけど、構造的に長期間事業継続するのは無理があると思う。

マネオファミリーの寡占状態だった5年前に比べ、現在のような選択肢が増えた状況化では、安全性に疑義のある旧来型のビジネスモデルの事業者が徐々に淘汰されいていくのは、市場原理の中では必然的なものだと思うし、長期的には問題のある事業者の淘汰が進むことでこの界隈の健全化に繋がっていくものだと個人的には感じます。



       
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