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不動産CFがソーシャルレンディング(融資型CF)に比べ良いところは、案件の透明性に加え、いざとなれば自社運用(自社買取)によりリスクヘッジできること。
だだ、これは事業者が資金力豊富で案件を買い取れるレベルにあることが条件。
上場企業系であれば、TATERUのように20億円超過の案件を自社買取できるが、非上場系で億単位の案件を買い取ることができるかは定かでない。
例えば、最近CREALは大型開発案件を頻繁に出しているけど、コケたら自社買取できるだけの資金力があるとは思えないので、投資家にリスクが及ぶことになる。
Rimpleやジョイントアルファのような上場企業系なら、億単位の案件でも自社買取できるだけの資金力があると想定できるけど、非上場系が大型開発案件に手を出すのはリスキーだと思う。
もちろん事業者側が儲けを考えるのであれば、レバレッジをかけて億単位の大型開発案件をバンバン出すのがいいのだろうけど、その分投資家がリスクを負うことになる。
私は、安全性の観点から、非上場系CFは、短期で1億円以下の案件しか出さないところに限定しています。中途解約可であったり保証付き案件であればなおよし。こういうところは、不動産CFは広告宣伝目的でやっており、とにかく投資家に損を出さないようにいろいろと工夫しているので安心感があります。
投資家に損を出させるくらいなら、自社で買い取るというような明確なメッセージを出しているところが安心ということです。
私は、不動産CFにしろ融資型CFにしろ儲け目的に規模を拡大している事業者は警戒しています。
CFは素人投資家相手にお金を集めるので、銀行のような厳しいチェックがされずに、案件が組成できるので危ないんですよ。
今まで問題を起こした事業者も結局銀行に相手にされない案件を素人投資家に回してきたわけでしょ。
特にコンプライアンスやガバナンス意識が低い非上場系は、要注意しないといつ足元を救われるかわかりませんよ。
(参考)私の事業者格付け
格付 | 事業者 |
AAA | ビットリアルティ Jointo α Rimple CRE TREC B-Den プロパティプラス FUEL |
AA | J.LENDING Funds Ownersbook X-Crowd i-Bond COOL Renosy A-FUNDING 大家.com 信長ファンディング SAMURAI FUND TSON |
A | ASSECLI WARASHIBE ぽちぽちFUNDING バンカーズ |
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