そろそろクライマックスが近いという気がしますね。
今まで散々焦らしてきたけど、ようやく手の内をみせるかもしれないです。
私は、この件で当事者ではありませんし、特別の情報を持っているわけではありませんが、後講釈や後出しジャンケンでもっともらしいことを言っても値打ちがないので、外して恥をかくのを覚悟で調停結果の予想をしてみます。
■債権の大部分は減免で調停合意か?
他のブロガーさんも予想していますが、私も第3回調停で何らかの方向で合意するのではと思います。
どう考えても事務所移転とか親会社社名変更とか電話受付中止とか突然の一連の不可解な動きが、今度の調停と無関係とは考えられないですよね。
ということは、やはり調停結果は、みんクレ投資家からの非難轟々に値するもの。
例えば、債権8~9割減免、1~2割を分割返済とか。(担保の保全率17.7%から類推して)
今まで散々はぐらかしながらも投資家に期待を持たせる返事をしていただけに、上記のような調停結果になれば、当然のことながらみんクレ投資家の怒りは爆発しますよね。
それに備えての一連の動きと察すれば、そう不思議ではないですよね。
■債権の大部分を減免してもみんクレは倒産しない?
私は、当初は倒産=詐欺罪で逮捕を避けるための時間稼ぎとして、調停を利用していると思っていたのですが、よく考えてみると合理的な理由(=調停結果)があれば債権を減免しても、ソーシャルレンディングの仕組み上、事業者は責任を負うわけではなく、投資家(匿名組合員)が責任を負うんですよね。
匿名組合契約の形をとっていない一般の貸金業者であれば、減免分(貸倒分)は業者責任になり貸倒損失処理されるので、多額減免=債務超過=倒産になるため、そう簡単に合意できないはずですが、ソーシャルレンディング事業者であるみんクレは減免しても貸倒損失処理をする必要がないので痛くも痒くもない。(会計上は、「(借方)BWJへの貸付金/(貸方)投資家からの借入金」の逆仕訳「(借方)投資家からの借入金/(貸方)BWJへの貸付金)」で相殺するだけで、損益には影響しない。下の貸借対照表で言えば、要は同額の流動資産と流動負債が相殺されるだけで、純資産には影響しない)

それどころか、みんクレとBWJを一つのグループとして考えれば、債権の減免を最大化することで、グループ外への資金の流失を最小化できる(=前社長の懐にお金が残る)。
つまり、みんクレは、多額の赤字にならず、したがって、債務超過に転落する可能性はない。
ということは、みんクレは細々と債務を返済するために、事業を継続し倒産はしない。そのため、金融庁も検察庁も動かず、前社長は逮捕されないし、「てるみくらぶ」のような怒号と罵声の債権者集会を開く必要もない。
わざわざ調停を利用するのは、実質的には同じ穴のむじなである被告と原告の利害について、調停という権威を使うことで形式的に公正性(合理性)を持たせるため。
みんクレ投資家から非難されても、調停結果を錦の御旗として活用することで、ねじ伏せることができる。
表面的には、当局を含めいろいろ手を尽くした上で、調停で合意したことですから、お互い不本意でも従わざるをえませんよねとか言いながら。
こんなストーリーを予想(妄想?)してみました。
もちろん、これではみんクレ投資家(=債権者)はたまったものではないですが、対抗できる有効な法的手段って何かあるのでしょうか?
現行法化では、悪質な事業者に遭遇しても、投資家は保護されず、結局「投資は自己責任」の決まり文句で泣き寝入りとなって終わりということでしょうか?
巧みに法律というかソーシャルレンディングの仕組み上の盲点を突いてきている気がするんですよね。
相手は、経歴から鑑みても、百戦錬磨の倒産のプロですから、一筋縄ではいかないでしょう。
お抱えの
今後も私の浅知恵では思い浮かばないようなあっと驚くプロレス技が次々と出てくるかもしれません。
とりあえずは11月27日の調停結果を見守りたいと思います。
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