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事業者選びで最重要なのは経営母体の体力であることは、この界隈の常識であり、SBISL問題でも証明されました。

私が、最低でも上場という時代に早くなってほしいとよく記事にしているのは、この界隈の健全化には経営母体の体力がある上場企業系が運営することが不可欠だと感じているからです。

ただ、一方で経営母体の体力だけで選択するのは不十分で、仕組み上のリスクの分析が重要になってきています。

現在クラウドファンディング業界では、50社程度の事業者が存在していますが、ここ数年で不動産CFと次世代式SL(社債風・債務保証付き・副業式など安全装置が強化されたタイプ)のウエイトが急速に高まっています。

一方でかつて主流だった旧式のSLタイプ(クラウドバンク・クラウドクレジット・LENDEXなど)は、相次ぐ不祥事の発生を受けてか、一向に数は増えてきません。

コロナウイルスが急速に従来型から変異型に置き変わっているように、この界隈も時代の流れを受けて、大きく勢力図が変わっていくことに留意が必要です。

私自身現在の事業者の格付けは、主として経営母体の体力☓仕組み上のリスクで判断しています。

経営母体の体力は、上場企業と非上場企業系で格段の差があります。そもそも非上場企業系は財務状況の詳細情報を開示していないので、常に一定のリスクがあります。ですから私の事業者格付けでは、非上場企業系はA止まりです。

上場企業系のうち、AAとAAAの違いは、財務状況の判断によります。上場企業は詳細な財務状況を開示しいるので客観的な分析が可能です。

仕組み上のリスクは、今まで不祥事を起こしているのはすべて旧式SLであるため、旧式SLは格段にリスクが高いと判断しています。特に、非上場企業系☓旧式SLは「投資不適格」として事業者格付けから除外しています。

SBISLも旧式SLですが、経営母体の体力は他の上場企業系事業者と比べても格段に優れているので、AAAにしていました。

次世代式SLや不動産CFの仕組み上のリスクは、旧式SL>>次世代式SL=不動産CFと判断しています。

次世代式SLも不動産CFも旧式SLの問題点を考慮して設計されたものであり、旧式SLとは別次元だと私は考えます。

ただ経営母体が破綻してしまっては、元も子もないので、仕組み上のリスクによる判断だけでは不十分で、必ず経営母体の体力の吟味が必要になります。

以上の観点から総合的に判断したものが私の事業者格付けになります。

(参考)私の事業者格付け

格付事業者
AAA Jointo α Rimple  CRE ビットリアルティ
AA J.LENDING Funds Ownersbook X-Crowd  i-Bond  COOL  Renosy 
A-FUNDING 大家.com 信長ファンディング SAMURAI FUND
ACREAL  ASSECLI  WARASHIBE ぽちぽちFUNDING TSON

私はこれを基準にして資金量の配分を行っています。


そして、その結果私の読みが当たっているかは、投資成績の欄をご覧になって判断してください。数字は嘘をつきませんから。

私のブログの熱心な読者には、
・高利回りだから
・キャンペーンをやっているから
・アフィブロガーが推奨しているから
・業界最大手だから
・老舗で実績があるから
などの安易な理由で事業者を選ばずに、仕組み上のリスクや経営母体の体力など自分で調べて自分で納得した上で投資してほしいと思います。


【SL事業者別投資残高(2021.2,28現在)(前月比)】



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