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週刊ダイヤモンド3月27日号のP70~73に、「危ういソーシャルレンディングの裏側」について興味深い記事が掲載されています。
個人的には、同意するところが多いです。
いかにソーシャルレンディングの裏に危険が潜んでいるか、特にアフィブログの煽り記事に釣られてホイホイクリックしてしまう投資家は必見だと思います。

興味深い部分を抜粋すると、

・危うさの背景に事業者と投資家の利害が一致
・規模を求めた瞬間に緩む。どうしても審査も甘くなる
・融資に当たって担保を取らなかったり、借り手の保全措置をしっかり評価しなかったりするなど、ずさんな審査がまかり通るようになった。
・スルガ銀行による不動産投資への不正融資が明らかになって以降、銀行での不動産投資への融資審査が厳しくなり、銀行から融資を受けられない一部の業者が、ソーシャルレンディングに流れて来た
・個人投資家がリテラシーを高める必要がある。ソーシャルレンディングが株式に比べて手堅いという思い込みを捨てるべきだ
・くれぐれもソーシャルレンディングにつぎ込み過ぎないことが肝要である



特に、「長期」「高利回り」「大型開発案件」については、事業者は多額の手数料、投資家は多額の分配金が得られる、クリック合戦が回避できるため、両者の利害が一致した結果どんどん質の悪い案件にエスカレートし、最後に行き詰まってコツコツドカーンになってしまうという流れのようですね。

そもそも「長期」「大型開発案件」であれば、本来銀行の出番のはずなのに、なぜ「高利回り」のソーシャルレンディングを利用するのかというところに行き着くはずです。

こう考えるとSBISLやmaneoファミリーの問題は氷山の一角であり、今後もいろいろと問題を引き起こす事業者が顕在化しそうな情勢です。

私達投資家は、財産を減らしたくなければ、大胆な投資行動変容が不可欠な状況になってきましたね。
個人的には、上場企業中心に加え、「短期」「中・低利回り」「大型開発案件以外」を重点的に攻めていこうと思います。

(参考)私の事業者格付け

格付事業者
AAA Jointo α Rimple  CRE ビットリアルティ
AA J.LENDING Funds Ownersbook X-Crowd  i-Bond  COOL  Renosy 
A-FUNDING 大家.com 信長ファンディング SAMURAI FUND
ACREAL  ASSECLI  WARASHIBE ぽちぽちFUNDING

【SL事業者別投資残高(2021.2,28現在)(前月比)】

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