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今回のSBISL問題は、まさかあのSBISLがというふうに捉えられがちですが、常時年利7%を超える安全なファンドがないという当たり前のことが証明された点では、そう不思議なことではありません。
過去の歴史を見ても、トラブルを起こしていたのは、年利7%を超えるファンドがほとんどです。
特に長期で年利7%を超えるファンドは、なぜ銀行が貸さなかったかを考えれば、いかに危険なのかは自明のことです。
maneoファミリーの際にも散々言われてきたにもかかわらず、また多額の資金をSBISLの高利回りファンドに引っかかってしまった人は、自分の欲望のコントロールができていないといわれても仕方がないと思います。
投資の世界は残酷ですから、欲張れば欲張るほど深みにはまります。
クラウドファンディングの適正な利回りは年利1~5%でしょう。
もちろん、出血覚悟のボーナスファンドや短期のつなぎ資金の場合は例外的ですが、恒常的に7%超のファンドは「訳あり」と判断するのが投資リテラシーでしょう。
7%超の利回りにこだわりたい人は、クラウドファンディングから直ちに撤退し、他の金融商品にシフトするのが吉です。
私の肌感覚的には、年利3%程度に落ち着くのが、健全なクラウドファンディングの世界になると考えます。
結局己の欲望に負けた人が資産を失いクラウドファンディングから撤退し、欲望をコントロールできた人が、クラウドファンディングでコツコツと資産を増やしていくという常識的な世界にこの界隈はなっていくようです。
(参考)私の事業者格付け
格付 | 事業者 |
AAA | ビットリアルティ Jointo α Rimple CRE |
AA | J.LENDING Funds Ownersbook X-Crowd i-Bond COOL Renosy A-FUNDING 大家.com 信長ファンディング SAMURAI FUND |
A | CREAL ASSECLI WARASHIBE ぽちぽちFUNDING |
【SL事業者別投資残高(2021.2,28現在)(前月比)】
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