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 SBISL問題を受けて、SBISLに多額の残高がある投資家は心配でたまらないでしょうが、中途解約できるわけではないので、落ち着いて待つしかしようがないです。SBISLや金融庁に怒鳴り込んでも事態が好転するわけでもありません。

ここで、大事なのは他の事業者への投資判断でしょう。

あのグリフラ問題のときは、「グリフラ以外のmaneoファミリーは無罪」という悪質なデマが広がって、結果として被害額が拡大してしまいました。なぜブレーキを踏めなかったのか貴重な教訓としなければなりません。

今回の件は問題の全容が解明されていませんが、少なくと金融庁が行ったなんちゃって貸付先匿名解除は、不正防止に何の役に立ってないことが明白になったので、他の旧来型のソーシャルレンディング事業者(クラウドバンク。クラウドクレジット・LENDEX等)も性悪説にたてば、いくらでも悪い事ができるということがいえると思います。今までデフォルトゼロとか遅延ゼロなどという実績は何の担保にもなりません。ポンジスキームを使えばいくらでも達成可能ですからね。制度上のシステムエラーみたいなものです。

金融庁もこのまま放っておくわけにはいかないので、コインチェック事件のときのように、各ソーシャルレンディング事業者に一斉調査に入る可能性があるのではないでしょうか。ちなみに、不動産投資型クラウドファンディングは国土交通省管轄であり、金融庁は関与していません。

SBISLはSBIHDという強力な後ろ盾がいますから、今回の件でも投資家は救済される可能性がありますが、独立型の非上場事業者がヤラかしたら、一環の終わりです。これはもう、みんクレから始まってキャッシュフローファイナンスやクラウドリースの顛末を見ればお分かりですよね。

私は、インサイダー情報をもっていないので、他の旧来型のソーシャルレンディング事業者(クラウドバンク。クラウドクレジット・LENDEX等)が不正を行っているかどうかの判断はできませんが、SBISL同様のことができる仕組みのままであるとまでは言えると思います。

特にクラウドバンクの再エネ案件は、SBISL同様問題の事業者が関与している案件があるので要注意です。今敢えて火中の栗を拾いに行く必然性もないでしょう。

現在は50社以上のクラウドファンディング事業者があり、新規参入者の多くは上場企業系であり、次世代型ともいうべき不動産投資型クラウドファンディングや社債風ファンドになっており、投資家保護の仕組みが強化されているので、あえて仕組み上のバグがある旧来型のソーシャルレンディングへの投資にこだわる必要はないと考えます。私自身事業者別投資実績一覧を見ればわかるように、ここ2~3年でガラッと事業者を入れ替えていますよ。

私のブログの熱心な読者には、少なくとも金融庁の出方が固まるまでは、旧来型のソーシャルレンディング事業者は様子見するのが無難であると申し上げたいと思います。正に今はブレーキを踏むタイミングです。

また、今回の件を機に、高利回りやキャンペーンに釣られた「お祈り投資」とか「闇鍋投資」は止めて、きちんと自分で調べ自分の頭で考える投資をするように心がけましょう。

事業者選びについても、今一度ゼロベースで考え直してみましょう。
私の肌感覚では、なぜかこの界隈の投資家やブロガーには周回遅れの発想の人が多いように感じます。



惰性でほったらかし投資していたら、いつの間にかどんどん資産が減ってしまうかもしれませんよ。資産を増やしたかったらそれ相応の努力をしないとね。

  
  
バンカーズ
 30万円投資中






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