9月10日のブログで、みんなのクレジット問題について思うところを書きましたが、その後調停などの動きがありましたので、私は、当事者ではありませんが、興味があるので続編として第2弾を書いてみます。

■11月8日の第2回調停の内容についての所感

まず、11月8日の第2回調停の内容についてですが、ごちゃごちゃと小難しいことや回りくどい言い回しで書かれていますが、要は平たくいえば「プロレスごっこはまだ続くよ」ということでしょうか。
何やら裁判に持ち込むこともほのめかしていますね。

私の読みでは、今破綻すると詐欺罪で実刑判決になる恐れがあるし、「てるみくらぶ」のように債権者集会で吊し上げにあうのもかなわないので、弁護士と相談しながら時間稼ぎのためのあるゆる方策を検討しているといったところです。
恐らく裁判沙汰になれば、判決が最終確定するまで数年かかるので、それまで同じ穴のむじなである被告と原告が茶番劇を繰り返すという展開になってしまうのでは。
みんなのクレジットに残高がある投資家は、この生かさず殺さずのとんだ茶番劇に振り回され続けるかもしれないと考えると、本当に気の毒ですね。

「てるみくらぶ」の債権者は、ほとんどの人が百万円以下の債権者と推定されるので、これが原因で生活が破綻する人は稀かと思いますが、みんなのクレジットの場合には、人あたりの債権額は、「てるみくらぶ」より大きい人が多いはずなので、影響も大ですね。

以前5ちゃんねるで、みんなのクレジットに投資残高のあるブロガー一覧というのを見たことがありますが、皆さんけっこうな額をつぎ込んでいた(最高額は何と21百万円)ので驚きました。
「みんなのクレジット」をメインのポートフォリオに組み込んでいた投資家の中には、投資分が全損すれば、いままでのソーシャルレンディングのリターンをすべてふっ飛ばしてしまう人もけっこう出てきますよね。

私もこのことを他人事と考えず、事業者選択を誤れば、明日は我が身かもという気持ちをもって、今後の投資方針をよく練っていきたいです。

■みんなのクレジットと同様な事業者が今後も出てくる可能性はあるのか?

「みんなのクレジット」の今の展開を見ていると、ソーシャルレンディングの怖さを十分に感じさせられますが、今後同じような事業者は出てくるのか?
とても気になることですが、私は、みんクレ問題を契機に金融庁の検査が強化される方向に向かっているので、悪徳業者がソーシャルレンディング業界に紛れ込む可能性は減っていると思います。
金融庁の検査が入れば、ポンジ・スキームの有無などは、真っ先に調査されます。
それだけのリスクを背負ってまで、ソーシャルレンディングに参入するようには思えないからです。

■みんなのクレジットは、金融庁の検査についてノーマークだったのか?

私が、みんなのクレジット問題で一つ腑に落ちないのは、みんなのクレジットは金融庁の検査をまったく念頭においていなかったのかというところです。
それとも予想外に早く金融庁の検査がなされたということでしょうか?
本当は、金融庁の検査が入る前に、証拠隠滅した上で「計画倒産」したかったのではないでしょうか?
そう考えるとみんなのクレジットにとって痛いところは、数々の悪事の証拠を金融庁に押さられているところでしょうかね。
これでは、下手に倒産すれば金融庁から検察庁に情報が流れて、自分の身がいっきに危うくなりますね。
そのため、時間稼ぎをしながら、投資家の怒りが収まるのを待っているのか、あるいは事件が風化するのを狙っているのか?
このあたりは、私の妄想のレベルですが。

いずれにしろ、みんなのクレジットの件は、ソーシャルレンディング業界の今後の行方を占う上で重要なトピックスなので、今後の展開をよく見て行きたいと思います。

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