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 ソーシャルレンディング事業者というのは、従来は零細事業者が多く、ちょっとしたことで簡単に吹っ飛んでいます。

実際のところ、ここ1・2年で業界最大手だった
maneoファミリー11社もあっという間に淘汰されました。

しかるに、多くの投資家は、2年前の今頃最大手のmaneoファミリーが淘汰されるわけがないと思って惰性で投資を続けため、maneoファミリーから逃げ遅れた人たちは今も多額の期失を抱えたままなんですよね。

結局、目先の案件の担保がとか利回りばかりに目が言って、1・2年後に生き残る事業者はどこなのか、逆に淘汰される可能性があるのはどういう事業者かなど、大局的に投資を見ていないんですね。

コロナ禍で経済環境が急変する中、現在の事業者がすべて生き残れる可能性は極めて低く、財務状況が厳しい事業者から淘汰されていくでしょう。

この淘汰というのは、どの業界もありうるわけで、SL業界も淘汰が進むことで業界の健全化につながる可能性が高いです。

ただ、淘汰される事業者に投資残高があると、投資家に被害が及ぶ可能性があるため、早めに見極めることが重要です。ブレーキをかけるのが遅いと損失額が膨らみます。

maneoファミリーのときのように、最大手だから安心と思考停止してしまうと、後で地獄が待っていることは多くの投資家が実経験済ですね。

では、どういう事業者が淘汰されやすいか?それは、一言でいえば、非上場のSL事業者です。不動産投資型クラウドファンディングは、本業の不動産業で稼いでいれば生き残るかもしれませんが。

この理由は、SL投資家のリテラシーが上がり、目が肥えてくると、財務状況が不透明な事業者への投資を躊躇することが増えてくるからです。従来は、SLとは闇鍋投資みたいなもので、中身はわからないので、利回りの高い事業者に投資しようと多くの投資家が考え、そこを詐欺的ファンドとアフィブロガーに巧みに利用されてしまったのですが、投資家側もいろいろ痛い目にあいながら、知見を得て、少しずつ賢くなってきたので、事業者や案件がよくわからないものに手を出さなくなってきたのです。詐欺的ファンドとステルスブロガーの撲滅に向けて動きだしているんですよ。

実際、ここ最近進出しているソーシャルレンディング事業者も不動産投資型クラウドファンディング事業者も上場企業系が主流になりました。もちろん、これは監督官庁が過去の苦い経験をもとに厳しく選別しているからです。非上場企業に大金を持たせるとロクなことにならないのは、彼らもわかっています。

もうしばらくすると、投資家のマインドも情報の非対称性の是正を重視して「最低でも上場」に近づく気がします。業界の健全化のために投資家も監督官庁も同じ方向に進む可能性が高いということです。

それなら、投資家の立場として、ここ1.2年の変化を先取りして、投資方針に反映することが重要であり、「放ったらかしだから楽」とか「待つだけの投資がいい」という惰性派タイプは、maneoファミリーのときと同様に、また将来痛い目に合うのではと感じます。

経済環境が激変するコロナ禍であるからこそ、「大局観」を持って、投資方針を考え「行動変容」することが、今後の安定的なリターンにつながると思いますよ。

(参考)私の事業者格付け

格付事業者
AAASBISL ビットリアルティ  Jointo α Rimple CRE
AAOwnersbook Funds X-Crowd  i-Bond  COOL  Renosy J.LENDING 
A-FUNDING
ASAMURAI SYLA  FANTAS  CREAL  ASSECLI 
【SL事業者別投資残高(2020.8.31現在)】




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