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つくづく思うのは、ソーシャルレンディング事業者というのは、儲からないんですよね。
わずか数%の手数料収入では、相当の運用残高が必要だけど、募集額が増えると粗製乱造に陥る。
社員にそんな目利き力が優れた人がいるわけでないので、コロナ禍で募集額を増やせばいずれ不良債権が増え、投資家に損を負担をせざるをえなくなる。

でも、デフォルトをすれば、当然お金の集まりが悪くなるので、SL事業者は、できるだけ隠蔽したり先送りするなどしてぎりぎりまで投資家への開示を遅らせるが、最後は力尽きて、一気に「コツコツドカーン」をして投資家の資金を拘束してしまう。
これが、maneoファミリーなどのパターンなんだけど、クラウドクレジットもいずれこういう運命を辿るのかね。

SL事業者にとって一番儲かるのは、コツコツドカーンして投資家の資金を拘束して、お金を逃がしつつ裁判に勝利することになってしまっているのかな。
会社が破綻しても、二束三文で保有株を売却しても、原則出資している以上に責任を追わないしね。私財を提供する必要もない。訴訟で負ければ話は別だが。
「匿名組合契約では、元本保証でないことを明記してるから、損失は投資家の自己責任」といういつもの理屈をまた振りかざすんでしょう。

コロナ禍では、本来は、オーナーズブックのように、安全サイドにたって募集にブレーキをかけるのが筋なんですけどね。上場企業であり、本業が別にあるオーナーズブックであるから、こういうことも可能なんだが、ソーシャルレンディング専業事業者が募集にブレーキかけたら、収益源がなくなってしまうから無理。

だから、SLは広告宣伝目的で副業でやって、本業への導線に活用するのが、ここ2~3年の主流なんです。時代は大きく変わっています。

いわば、「引くも地獄、進むも地獄」の中でどういう経営の舵とりをするのか?焼畑農業を志向するようなことをすれば、またこの業界も大荒れし、さらに信用を失う結果になることが予想されますね。

(参考)私の事業者格付け

格付事業者
AAASBISL ビットリアルティ  Jointo α Rimple CRE
AAOwnersbook Funds X-Crowd  i-Bond  COOL  Renosy J.LENDING 
A-FUNDING
ASAMURAI SYLA  FANTAS  CREAL  ASSECLI 
【SL事業者別投資残高(2020.8.31現在)】
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