今まで貸付先匿名化を利用して銀行で調達できない企業に貸し付けてきた旧来型のSL事業者は、いよいよ「オワコン」になるのではないでしょうか?
では、逆に今後有望な事業者といえば、貸付先公開を広告宣伝としてPRできるところだと思います。
例えば、Fundsのように貸付先を公開することで、株価にインパクトを与えることができれば、SLを利用することでポジティブなイメージを与えると多くの上場企業が考えるかもしれません。
安定的な資金調達のオプションとしてSLを利用するだけでなく、認知度向上による本業へのシナジー効果が期待できるとなれば、多少金利に色をつけることも理に適っています。
また、ファンを増やすことで、上場企業であれば安定株主作り、FANTASやCREALのような上場企業を目指している企業とすれば、将来の安定株主作りとして期待できるかもしれません。
特に個人を相手にしている企業は、認知度向上に多額な資金を投入します。例えば、PayPayが導入時のキャンペーンとして併せて200億円投入するように。
そう考えると、今後SLは上場企業が認知度向上のための販促手段として使ってくる可能性を秘めています。機関投資家向けの社債ではなく個人向けの社債というのは、元々宣伝目的の要素もあるので(例:SBI社債)、Fundsが狙う個人向け社債「風」のファンドも同じところを狙っている気がします。うまくいけば、爆発的にヒットするかもしれません。
今まで「闇鍋投資」とか「お祈り投資」とか日陰者扱い(?)されていたSLも、これでようやく堂々と表舞台に出れるときが来るかも。
宣伝目的でやっているのであれば、大切なお客様のために万難を排して元本償還に務めるでしょうし、ましてや「コツコツドカン」など思いもしないでしょう。
とにかく、貸付先匿名化解除のインパクトは大きく、従来のSLに対する見方を大きく変えていくことが必要になります。
従来の素性の知れない同族零細事業者がほとんどだった時代は終わり、貸付先公開を企業PRに使える事業者が今後大きく飛躍する時代が来ると想定されるので、乗り遅れないよう私たち投資家のポートフォリオも、素早く見直さないと勝ち組投資家になれないですね。具体的には、LCレンディング・プレリートファンドを除いて貸付先公開が困難と思われるマネオ系から回収した資金をFunds,CREAL ,FANTAS Funding,ビットリアルティ等の新規事業者へ投入することで、投資パフォーマンスの向上を狙っていきます。
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(参考)私の事業者格付け
格付け | 事業者 |
AAA | SBISL ビットリアルティ |
AA | LCレンディング Ownersbook Renosy Funds(アイフル) |
A | クラウドバンク FANTAS Funding CREAL Funds(デュアルタップ) |
上場企業が参加
案件を詳細開示している不動産投資型クラウドファンディング 170万円投資中
案件を詳細開示している不動産投資型クラウドファンディング 90万円投資中
SBIグループ子会社が運営。700万円投資中
上場会社が運営。190万円投資中
証券会社が運営。80万円投資中
【SL事業者別投資残高(2019.3.16現在)】
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