例えば、ドルコスト平均法ぽく単純に全事業者に分散投資しても、SL事業者が最低でも上場企業レベルになっていればともかく、ほとんどが非上場の零細事業者である現状を見れば、分散すればするほど単純に被弾率が高まるだけのような気がします。
SL業界全体への投資の期待値が確実にプラスである保証があればともかく、現状はどう見てもタチの悪い事業者に投資家の資金が大量に吸い上げられた分、SL投資の期待値はマイナスでしょう。この状況下でただひたすら分散投資してもパフォーマンスが上がる気がしません。
また、ガイアファンディングやGILの中で案件を分散投資しても全案件一斉期失の前には無意味でしたね。さらに怪しいマネオファミリー間で分散投資していても分散効果はありませんでした。
かといって、集中投資して、みんクレやラッキーバンクのように元本毀損したら即死ですよね。投資に絶対はないので、SBISLのような大手上場企業系でも私は怖くて集中投資はできません。
結局まず良質な事業者数社を選択と集中としてから、その中で分散投資していくという分散投資と集中投資を足して2で割るような投資方法になってしまうんですよね。
それでも最近ある程度良質なプレーヤーが参入してきて、一定のポートフォリオが組めそうな気がしてきただけいいのかもしれません。
昨年7月にGIILの件が発覚し、マネオ系からの撤退を決め、8月末にTATERUが不祥事の影響でSLを停止してから、投資先がなくなってしまい休眠状態でしたが、ようやくポートフォリオにいれたくなる数社が定まってきたので、だんだんとモチベーションが上がってきました。軍資金もマネオ系とTATERUの償還分で15百万円を超えてきたので、さすがに宝の持ち腐れのような気になります。
現在ポートフォリオに組み入れたい事業者は下表のとおり。
メイン事業者
格付け | 事業者 |
AAA | SBISL ビットリアルティ |
AA | LCレンディング Ownersbook Renosy Funds(アイフル) |
A | CROWDBANK FANTAS CREAL Funds(デュアルタップ) |
Fundsやビットリアルティは未知数ですが、上場企業系であるのと旧型SLの改良版であると予想されるので期待したいです。CREALやFANTASは不動産投資型クラウドファンディングであり案件が透明化されているのと短期案件中心であるので、積極的に投資する方針です。これらの事業者に「集中」した上で、案件リスクを低減のために「分散」投資して勝負していきます。
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