またしても「嫌な予感」が当たってしまったか?

(参考記事)http://slinvestor.jp/blog-entry-156.html

9月25日に最初の遅延が発生したときは、これは案件リスクなので、GILやラッキーバンクのような事業者リスクとは違うと思い込んでいた人が多かったようですが、読み違いですね。たぶんリファイナンス(=自転車操業)が厳しくなったタイミングを見計らっての「ドロン」でしょう。maneoマーケットもアメリカまで回収に行けないので、余裕で逃げ切れると見ているのでは?

そもそもGIL以外のmaneoファミリーは安全だと思い込んで、6月以降もmaneoファミリーにお金をつぎ込んできた人は、傷口が大きくなっていると思います。

確かにそのような見方をするブログ記事も散見されましたが、常にポジティブな姿勢をアピールせざるをえないアフィ系ブログゆえのポジショントークだと割引かないと被害が拡大しちゃいますよ。

特に金融や投資に疎い初心者は、現在の状況化では、maneoファミリーに限らず、SLへの投資は様子見が無難だと思います。

ソーシャルレンディングという名を使えば、打ち出の小槌のようにリテラシーの低い一般投資家を通じて巨額の資金調達が可能なので、SLが不正や詐欺の温床になり、初心者投資家をはめ込む場として悪用されている可能性があるからです。

実際問題、裁判さえ乗り切れば、「やったもん勝ち」のような雰囲気に業界がなっているのかも。

私も、現在SLで安定的なリターンを実現するのは困難と判断し、SL投資を縮減しています。

カボチャの馬車や仮想通貨と同様に、SLも魔法は解けてしまったという事実を認識することが大事です。

現に私を含め他のブロガーも安定的なリターンを出している人はほとんど見当たりません。

特に高利回りを追い求めている人は、既に地獄絵図状態になりつつあります。

今までうまくいっているように見えていたのも、実際は巧妙に飛ばし続けてきたからなんでしょう。

戦後の日本のように、焼け野原の後には秩序ある世界が構築され現在よりずっといい投資環境になるかもしれないので、ダメージは最小限にして、そこまで軍資金をとっておくのが無難ではないでしょうか。

みんクレの失敗を、他の高金利ファンドで取り戻そうとして泥沼にハマっている人もいるかもしれませんが、ソーシャルレンディングごときで、人生を狂わせないように冷静な判断が必要だと思います。

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