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 メリツト                                                                                     
   高度なコンプライアンスが要求される証券会社(第一種金融商品取引業者)が運営
    累積応募金額は業界第3位、応募案件はほとんどが2~4日で完売する資金調達力
    豊富な品揃えで、短期案件も多い。ほぼ常時投資家に投資案件を提供
    現時点で延滞案件・貸倒れ案件ゼロ
⑤ 出金手数料ゼロ
⑥ 募集してから運用開始までの期間が短く資金効率が良い



デメリット                                                                                   
    過去2回行政処分を受けた
    高利回りの案件が少ない
    借り手情報が少ない
    マネーフォワードに非対応(問い合わせたところ近日中の対応予定もないとのこと)
(平成29年10月17日対応済)
 ⑤ 太陽光ファンドにやや偏りすぎ


まとめ と感想(現在私は100万円投資しています)              
 証券会社(第一種金融商品取引業者)が運営という以外、特に高利回りの案件があるわけでもなく、これといった特徴はないですが、地味で使い勝手のいい事業者というのが私の印象です。

クラウドバンク側も、第一種金融商品取引業者と高利回りを狙わない堅実な運営が売りと考えているのか、ホームページのインタビュー記事で、以下の通り会計士を通じてPRしています。

引用

まずは、その運営事業者が適切な金融ライセンスを取得しているか否かは当然なのですが、融資型クラウドファンディングの場合は、自社で金融商品取引業免許を保有しているか、それとも募集部分は外部の金融商品取引業免許事業者を利用しているかによって社内のコンプライアンス体制は異なると思います。さらに、二種の金融商品取引業免許よりもいわゆる証券業にあたる第一種金融商品取引業免許を保有している事業者の方が自己資本規制比率等金融庁の厳しい検査を受けていますので、ガバナンス体制、コンプライアンス体制が整っている可能性はより高いと思います。

近時の融資型クラウドファンディングの投資案件を見てみますと、高利回りのファンドが散見されます。しかし、そもそもリスクとリターンは表裏一体のものであり、リスクが小さいにもかかわらずリターンが多きいものは一般的には有り得ないと思います例えば、不動産業界では10%以上の利回りのファンドは日本市場では有り得ないと思いますし、日本では100万円を超える融資の上限金利は15%ですのでそこから事業者の審査コストやデューデリジェンス等の諸経費、ファンドの募集コストなどを差し引くと、ある程度の管理体制を有するファンドであれば10%という利回りを提供するのは難しいのではないかと思います。もちろんプロモーションとして事業者側でそれらのコストを負担している場合もあるとは思いますが、基本的にはコストを差し引いても投資家に提供している利回り以上の利益が出る案件に投資しているからこそ、投資家に還元ができます。10%を超える案件というのはすべてがリスクが高い案件というわけではないと思いますが、相応のリスクが伴っているかもしれない、きちんと調査を行っていないかもしれない、きちんと保全のための措置を確保していないかもしれない、という観点で見ることは重要なのではないかと思います。あくまでも一般的な意見ですが、高利回りのファンドを提供している企業は、本来的なリスク調査が出来ていない、企業としてのコンプライアンス体制やガバナンス体制等に費用をかけていない可能性が高いのではと思ってしまいますので、その点で事業者として長期的に安定的なサービスを提供していくことは難しいのではないかと考えます。

会計士のインタビューを通しているとはいえ、暗に他の事業者を批判しているような内容が記載されているのにはちょっと驚きましたが、クラウドバンクのスタンスが明確に出ていると思います。

高利回りを追い求めるのではなく、安定的なリターンを求めていきたい人にとってはポートフォリオに組み込みたい事業者ではないでしょうか。

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