いくつかのブログで既に記事になっていますが、SBI SLの例の遅延案件の一部が早期回収の見込みのようです。

競売であれば、回収までに相当時間がかかるはずですが、何があったのでしょうか?

具体的な回収方法までは明らかにされていませんが、私の憶測では、系列の不動産会社あたりを使って元本レベルで買い取りしたような気がします。

たとえ競売で元本が回収できたとしても、その間資金を拘束することになり、投資家への不安を募らせるし、SBIグループのイメージダウンに繋がる可能性があると思います。

特に先日の日経新聞の報道で、他社の不祥事と同レベルで語られたことが、SBIグループの総師北尾御大の逆鱗に触れ、早めの火消しに動いたとか。

特に今回の件は、かぼちゃの馬車が絡んだりとか、夜逃げしたとか、みっともないことがありますから、あまり引っ張りたくないですよね。

SBIグループから見れば、傍系のSBI SLのお粗末な件で、グループ全体の信用を失墜させられたらたまったものじゃないですから。

もちろん、買い取った系列の不動産会社が出口に失敗して損失を出すかもしれませんが、グループ全体の信用失墜による損失額と天秤にかければ、比べものにならないでしょう。

SBIグループの連結純資産は4,278億円ですから、せいぜい数億円の損失が出たところで痛くも痒くもないレベルです。

こういうときに、強力な後ろ盾があるかどうかは大きいかなと感じます。

私の予想では、この遅延案件は、早期に満額回収されると思います。

そうすれば、災い転じて、SBI SLの信用力が高まり、GILの件で苦しむmaneoを一気に抜き去り、業界首位に躍り出る可能性もあるのではないでしょうか?

個人的には、大手上場企業の子会社であるSBI SLが業界のリーディングカンパニーになることで、業界の信頼性が高まり、SL業界の今後の健全な発展に寄与すると思います。

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