昨日「SLで安定的なリターンを実現するには?」という記事を書きましたが、しょう様から下記のとおり興味深いコメントをいただきましたので、それへの回答も踏まえながら、もう少し自分の考えを掘り下げて書きます。

SLで安定的なリターンを実現するには?SLを初めて1年弱ですが、SLの実態がなんとなくわかってきたように思います。SLは「ミドルリスク・ミドルリターン」とよくいわれていますが、実態は「超ハイリスク・ローリターン」だと思います。私は、SLはオプション取引のプット売り戦略に似ているなと感じています。昔は日経225オプションを少しやっていたのですが、メインはやはり売り戦略です。なぜなら勝てるからです。でも、相場の急変動でボラが暴れてオプションプレミアムがとんでもないことになってしまうことも経験済みです。まさに、コツコツドカンの取引がオプション売り戦略です。今はやっていません。相場で勝つためには勝率ではないことは十分理解できています。勝率が悪い逆コツコツドカンでも十分勝てます。となると、今ではフィフティフィフティの勝負で勝ったり負けたりでトータルでプラスにするのが長い目で見て一番安全な運用のように感じています。5%前後の利回りを狙うならSLのような全損リスクがある商品よりも、リートのように全損リスクもあるが、倒産さえしなければリターンも狙えるほうが最終的にはよいのではないかなと最近思うようになってきました。SLは継続してやるものではなく、ちょこちょこやって勝ち逃げするゲームではないでしょうか。


私のSL投資スタンスは、一言でいうと投資界隈でよく言われるところの「コア・サテライト戦略」をSLに当てはめています。

引用

コア・サテライト戦略は、ポートフォリオを組む際に有効な考え方で、ポートフォリオを「攻め」と「守り」に明確に分割し、効率的に運用する手法をいいます。これは、運用資産を大きく2つに分けて、中心的な部分(コア=核)では、安定的な成長(運用成果)を図る一方で、残りの一部資金(サテライト=衛星)では、比較的高いリターンを目指して運用する仕組みとなっています。

一般にコア・サテライト戦略では、資産全体として過度のリスクを取ることを回避しながら、リターンの上積みを狙うことができるため、現在、世界の多くの機関投資家が採用しており、また個人投資家でも採用できます。実際の運用手法については、様々であり、例えば、コア部分はインデックスファンドや債券ファンドなどを使って、低コストで国内外の株式や債券などに幅広く分散投資する一方で、サテライト部分は先進国の個別銘柄(アクティブファンド)や新興国株(新興国ファンド)、ヘッジファンド、為替、コモディティ、不動産などの収益性のより高いリスク資産へ投資することが多いです。

これによって、コア部分で長期的に世界全体の成長の恩恵を狙うと共に、サテライト部分で特定分野での上乗せを期待できます。

なお、サテライトでの運用は、当たれば大きいですが、一方で外れる可能性も高く、原則として資金の一部に限定すべきであり、その配分割合は、マーケットの状況を見ながら適宜調整することが必要となります。

(出典:https://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv125.html)


SL事業者は、ピンキリなので事業者リスクを十把一絡げにすることは適切でないと考え、利回りは高くないが信用力の高い事業者をコア(メイン)、利回りは高いが信用力の低い事業者をサテライト(サブ)に位置づけて、投資額にメリハリをつけることで、安定的なリターンを目指しています。

特定の事業者に集中投資することも、事業者すべてに均等に分散投資することも、個人的には好みません。リスクに応じて事業者間の適切な投資資金バランスを取ることが、SLの妙味であり、腕の見せどころになるのかなと思います。

また、ここではよくありがちな「利回りに基づく案件選び」ありきではなく、「事業者選び」ファーストで行くことが大事だと感じます。

私は、コア(メイン)とサテライト(サブ)では、相当なリスクの差があると考えており、コア(メイン)は中長期的にベースとして利用するつもりですが、サテライト(サブ)は、しょう様の仰せのとおり、「
継続してやるものではなく、ちょこちょこやって勝ち逃げするゲームではないでしょうか。」に近いイメージでスポット的に利用していくつもりです。

コア(メイン)7事業者は、みんなのクレジットやラッキーバンクのようなポンジスキームが起きる可能性は少ないと見ています。両事業者とも、経営が苦しい上に、第三者からの牽制が効かない同族企業であるがゆえに起こったことであり、経営状況に問題のない上場企業系が行う動機もないし、コーポレート・ガバナンスの仕組み的にほぼ不可能だと思います。

「コツコツドカーン」の可能性がある事業者をコア(メイン)から排除できる目利き力あれば、SL投資は数少ない「ミドルリスク・ミドルリターン」の資産運用商品としての妙味が依然としてあると考えています。

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