確かに現在SL投資家でマイナスリターンになっている恐れがあるのは、ラッキーバンクとみんクレをメインに使っていた投資家ですよね。
では、具体的にはどんなSL投資戦略をとればいいのでしょうか?
私が考えているのは利回りはにこだわらず、経営体力やコーポレート・ガバナンス体制等の観点から、事業者リスクの低い事業者をメインとしていくつか選び、80%以上そこに投資すること。
残りの20%未満は、ハイリスクを覚悟の上、1社SL全体投資額の5%以内で、かつおおむね6ヶ月以内の短期案件に限定して投資することです。
5%以内の理由は、5%の投資分が仮に全損しても、他のSL投資による分配金(概ね5%程度)で確定申告時に損益通算し、実効税率分(私でいえば30%程度)を取り戻せるから。実損は、全損額の70%になります。
ですから、ラッキーバンクに現在資金を拘束されている方も、SL投資額の5%以内であれば、税金還付まで視野にいれれば、被害は限定的と言えるし、十分リスクコントロールされていたとも言えるのではないでしょうか?
私が、サブとしている5事業者はメインの7事業者に比べ、それなりに案件リスク・事業者リスクとも高いと思いますが、金額も投資期間も一定の枠内に限定することで、ある程度はリスクコントロールしているつもりです。
また、メイン事業者も、その中でも事業者リスクの差がありますので、下図のように金額的にかなり傾斜をつけています。
ちなみに、Ownersbookとプレリーとファンドの投資予定額が少ないのは、1年を超える長期案件がほとんどのため、景気変動リスクが高いと考えているからです。
私の独断と偏見による事業者リスクに基づく勝手格付け
格付け | 事業者(投資予定額:万円) |
AAA | SBISL(700) |
AA | TATERU FUNDING(700) maneo (600) LCレンディング(300)Ownersbook(150) |
A | crowdbank (300)プレリートファンド(150) |
私の読みが当たるどうかは、プロフィール欄のSL投資累積損益が、中長期的に安定して伸びていっているかどうかを見ていけば一目瞭然です。投資の世界は結果がすべてで、いくら後講釈が立派でも何の役にも立たないですからね。
個人的には、7%超過の利回りを中心にポートフォリオを組むと、平時はいいかもしれませんが、有事の際には、「コツコツドカーン」をやられ、一気にマイナスリターンに沈んでしまう気がします。
みんなのクレジットやラッキーバンクの例を見ても、SL事業者が機能不全に陥ったときに、どれだけ元本が毀損されるかは未知数ですから、事業者選び次第で、「ハイリスク・ミドルリターン」になってしまう恐れがあるのがSLの怖いところですね。
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Thoughts on SLで安定的なリターンを実現するには?
says... SLの実態は「超ハイリスク・ローリターン」なのでは?
こんにちは。
SLを初めて1年弱ですが、SLの実態がなんとなくわかってきたように思います。SLは「ミドルリスク・ミドルリターン」とよくいわれていますが、実態は「超ハイリスク・ローリターン」だと思います。私は、SLはオプション取引のプット売り戦略に似ているなと感じています。昔は日経225オプションを少しやっていたのですが、メインはやはり売り戦略です。なぜなら勝てるからです。でも、相場の急変動でボラが暴れてオプションプレミアムがとんでもないことになってしまうことも経験済みです。まさに、コツコツドカンの取引がオプション売り戦略です。今はやっていません。相場で勝つためには勝率ではないことは十分理解できています。勝率が悪い逆コツコツドカンでも十分勝てます。となると、今ではフィフティフィフティの勝負で勝ったり負けたりでトータルでプラスにするのが長い目で見て一番安全な運用のように感じています。5%前後の利回りを狙うならSLのような全損リスクがある商品よりも、リートのように全損リスクもあるが、倒産さえしなければリターンも狙えるほうが最終的にはよいのではないかなと最近思うようになってきました。SLは継続してやるものではなく、ちょこちょこやって勝ち逃げするゲームではないでしょうか。
says... Re: SLの実態は「超ハイリスク・ローリターン」なのでは?
コメントありがとうございます。
興味深いコメントですので、本記事に回答を踏まえて自分の考えを記載しましたので、ご覧ください。